文化の日を挟む今日このごろ。
京都国立博物館では特別展覧会「没後150年 坂本龍馬」
奈良国立博物館では第68回正倉院展
の2つの特別展が開催中です。
坂本龍馬特別展では3階の名品ギャラリーで
特別展示「絵付けの美 長崎・亀山焼」と「日本出土の考古遺物」も合わせて行われています。
長崎・亀山焼は、坂本龍馬が長崎で活躍したことと関連付けて展示されているとのことです。染め付けの大作が多数展示されており、そのおおらかな模様やフォルムは、何かほっとするような印象を持ちました。亀山焼は輸出もされたとのことで、染付唐草文壺(佐賀県立九州陶磁文化館 蔵)は、コバルト・ブルーの発色や模様の精緻さの点で国内向けの製品とは違っていました。
薩摩藩を脱藩して渡英し、後に中央政界に進出し、鹿鳴館の名付け親となったり、京都府知事に就任したりと、中井弘は様々な(豪快な)逸話を抱えておられるようです。
私が特に興味を惹いたのは笙(しょう)と竽(う;笙の大型のもの)の2つのリード楽器です。この2つの楽器は保存状態がとてもよく、今にも音が鳴り出しそうな佇まいでした。
他にも磁皿(じざら;二彩の大皿)にも現代に響き合う美を感じました。
京博の坂本龍馬特別展は今月27日までですが、正倉院展は7日(月)までです。正倉院展では屋外テントで、食べ物やお土産など、楽しめるものが充実しているようです。
0 件のコメント:
コメントを投稿