2018年3月31日土曜日

天宮1号の日本付近通過 (3月31日時点での予想)


天宮1(TIANGONG 1 )331日午後8時現在
近地点高度169 km;遠地点高度183 km;公転周期1.468時間(すべておよその数値)で周回しています。

24時間後(41日、午後8時)には、
近地点高度159 km;遠地点高度171 kmになるものと予想されています。

1日に約10 km高度が下がっていますので、日本時間の2日中には再突入しそうです。

昨日のブログと比較して、日本周辺の接近パターンはあまり変わりがありませんが、通過時刻は少し早くなっています。STATviewの予測をもとにしています。

41日(日曜日)
午前327分を中心とした数分間(沖縄の南から太平洋上を北東に)
午前459分を中心とした数分間(韓国ソウル上空〜日本海〜津軽海峡上空)
午前631分を中心とした数分間(北海道、札幌市の南をほぼ東西に通過じ)
午前804分を中心とした数分間(日本海〜東北地方横断〜太平洋上)
午前937分を中心とした数分間(韓国ソウル上空〜中国地方、四国〜紀伊水道)

42日(日曜日)
午前254分を中心とした数分間(沖縄の南から太平洋上を北東に)
午前426分を中心とした数分間(韓国ソウル上空〜日本海〜津軽海峡上空)
午前558分を中心とした数分間(北海道、札幌市の南をほぼ東西に通過じ)
午前731分を中心とした数分間(日本海〜東北地方横断〜太平洋上)
午前94分を中心とした数分間(韓国ソウル上空〜中国地方、四国〜紀伊水道)

Aerospaceの再突入予測は
42日午前115分(日本時間)±9時間です
この予測では、42日の全ての周回が、この予測範囲に含まれることになります。

STATviewの再突入予測時刻は
42日午前849分(日本時間)で、モンゴル上空で再突入を開始し、その89分後に、若狭湾から京阪神、紀伊半島を東南東に横断します。仮にそうだとすると、日本ではまだ地表まで到達していないと思われます。

アメリカ戦略軍の再突入予測時刻は
42日午前629分(日本時間)で、南アメリカ大陸の少し前で再突入します。この軌道の先には、津軽海峡から東北北部が含まれます。


2018年3月30日金曜日

天宮1号の日本付近通過予想(3月30日時点での予想)


天宮1(TIANGONG 1 )は、41日か2日に地球再突入すると予想されています。これまで、1ヶ月ほど情報をウォッチしてきました。

それを、まとめると
1.      この1ヶ月間は、高度二百数十キロを保ってきたが、この1日ほど、高度の低下が顕著になり、本日は1日で20 kmほど下がった。
2.      日本周辺の上空を、1日数回する。そのうち1回は、関東地方とか近畿地方という大きなくくりで、自分の住んでいるところの上空を通過することがある。
3.      日本周辺を通過するのは時間的にまとまっている。つまり、およそ90分の周期で連続して数回日本に接近するが、それ以外の時は、日本周辺に全く近づかない。
4.      多くの予測で、再突入時の高度を130 km程度としている。30日金曜の午後7時半の高度が189kmで、120 km程度高度が下がるとしたら、これから23日で再突入することになる。


後の日になるほど、予想とはずれていくと思いますが、本日の時点での日本周辺の通過予想をまとめておきます。

331日(土曜日)
午前43分を中心とした数分間(沖縄の南から太平洋上を北東に)
午前536分を中心とした数分間(韓国ソウル上空〜日本海〜津軽海峡上空)
午前78分を中心とした数分間(北海道、札幌市の南をほぼ東西に通過)
午前842分を中心とした数分間(日本海〜東北地方横断〜太平洋上)
午前1014分を中心とした数分間(韓国ソウル上空〜中国地方、四国〜紀伊水道)

41日(日曜日)
午前355分を中心とした数分間(31日の午前43分とほぼ同じ)
午前58分を中心とした数分間(31日の午前536分とほぼ同じ)
午前641分を中心とした数分間(31日の午前78分とほぼ同じ)
午前814分を中心とした数分間(31日の午前842分とほぼ同じ)
午前946分を中心とした数分間(31日の午前1014分とほぼ同じ)

42日(月曜日)もほぼ同じパターンの繰り返しです。
しかし、空気抵抗が増し、軌道要素が変化すると、日本周辺の通過にも変化が生じると思いますので、予報がさらにどんどん修正されていくものと思います。



2018年3月16日金曜日

C/Y Planar 50 mm F1.7のマクロ撮影


Contax/ヤシカマウントのPlanar 50 mm F1.7を新品で購入していましたが、Sony α6500へのアダプターとして、ヘリコイド付きアダプターを使えば、マクロ撮影が可能になるかもしれないことに気が付きまして、試してみました。

まずは、ほぼ最短距離での絞りを絞った(f811)の写真です。

ペアルケア・ヒポキルティフロラPearcea hypocyrtiflora  京都府立植物園 



京都府立植物園 温室にて。
お魚のフグのような花にフォーカスがあっていますが、花柄はすでにアウトフォーカスになっており、背後にある花はうまい具合にとろけています。ただ、6枚羽根の絞りのスポットが背景にあります。




サクラソウの手前のほうの花にフォーカスを合わせたもので、後ボケがなめらかに推移していきます。

次に、絞り開放でのマクロ撮影を試してみました。被写体のほんの1面だけにフォーカスを合わせて背景がどのように描写されるか興味があったからです。

まずは、ヒメリュウキンカ ヨーロッパ大陸原産のようですが、日本に持ち込まれ、半野生化しています。




花の見本としてはだめな写真ですが、春の陽の光を求めて咲く花の生命感は出ていると思います。




ストックのピンクを背景にぼかしながら、サンシュユを撮影しました。絞り開放では、サンシュユの一部にしかフォーカスがとれていません。




ヤブツバキの雄しべを覗き込むように撮影しています。フォーカスの外れた雄しべや花粉から、色がにじみ出ているように見えます。

同じ被写体を絞り開放ではなくf5.6にすると、このようになります





フォーカスのあっている範囲が拡がり、ボケ部分のにじみも少なくなっています。

おそらく50 mm Planarの撮影最短距離が0.50.6mと長いのは、これよりも短い距離では、何か望ましくない点があるのだと思います。マクロプラナーが等倍ではなく、1/2倍までとしているのに通じることと思います。そこを敢えて撮影してみると、全体に柔らかいトーンの面白い写真がとれました。加えて、開放で撮影すると、ボケのにじみが独特の雰囲気を醸し出しています。

マクロレンズは、Sony 90 mm FEマウントマクロを含めて、マイクロニッコールなど数本所有していますので、この50 mm Planarは、開放での撮影を試みたいと思います。

それにしても、ちょっとしたそよ風でフォーカスがずれてしまい、手持ちでは大変な撮影でした。


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