Contax/ヤシカマウントのPlanar
50 mm F1.7を新品で購入していましたが、Sony α6500へのアダプターとして、ヘリコイド付きアダプターを使えば、マクロ撮影が可能になるかもしれないことに気が付きまして、試してみました。
まずは、ほぼ最短距離での絞りを絞った(f8〜11)の写真です。
ペアルケア・ヒポキルティフロラPearcea hypocyrtiflora 京都府立植物園 |
京都府立植物園 温室にて。
お魚のフグのような花にフォーカスがあっていますが、花柄はすでにアウトフォーカスになっており、背後にある花はうまい具合にとろけています。ただ、6枚羽根の絞りのスポットが背景にあります。
サクラソウの手前のほうの花にフォーカスを合わせたもので、後ボケがなめらかに推移していきます。
次に、絞り開放でのマクロ撮影を試してみました。被写体のほんの1面だけにフォーカスを合わせて背景がどのように描写されるか興味があったからです。
まずは、ヒメリュウキンカ ヨーロッパ大陸原産のようですが、日本に持ち込まれ、半野生化しています。
花の見本としてはだめな写真ですが、春の陽の光を求めて咲く花の生命感は出ていると思います。
ストックのピンクを背景にぼかしながら、サンシュユを撮影しました。絞り開放では、サンシュユの一部にしかフォーカスがとれていません。
ヤブツバキの雄しべを覗き込むように撮影しています。フォーカスの外れた雄しべや花粉から、色がにじみ出ているように見えます。
同じ被写体を絞り開放ではなくf5.6にすると、このようになります
フォーカスのあっている範囲が拡がり、ボケ部分のにじみも少なくなっています。
おそらく50 mm Planarの撮影最短距離が0.5〜0.6mと長いのは、これよりも短い距離では、何か望ましくない点があるのだと思います。マクロプラナーが等倍ではなく、1/2倍までとしているのに通じることと思います。そこを敢えて撮影してみると、全体に柔らかいトーンの面白い写真がとれました。加えて、開放で撮影すると、ボケのにじみが独特の雰囲気を醸し出しています。
マクロレンズは、Sony 90 mm FEマウントマクロを含めて、マイクロニッコールなど数本所有していますので、この50 mm Planarは、開放での撮影を試みたいと思います。
それにしても、ちょっとしたそよ風でフォーカスがずれてしまい、手持ちでは大変な撮影でした。
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