2015年9月19日土曜日

Sony α7SII ランドスケープ デモビデオ

Sony α7SIIで撮影した4Kビデオが、Sony Camera Channelに公開されています(公開日は917日)。

α7S II High quality 4K movie "Landscape" in Full frame | α | Sony

同じ撮影地でのHD5倍スローモーションビデオ

α7S II - 5x Slow Motion "Landscape" in Full HD | Sony | Alpha | A7S II

こちらはSony Europeにありました。

Sony α7SIIですから、フルフレームでの撮影です。

これらのロケ地は八丈島です。
冒頭の風景は、大坂トンネルの展望台から撮影した横間海水浴場あたりの海岸、右に西山(八丈富士)、左には、遠く八丈小島の大平山を配したものです。

石垣は、六法積みによる玉石垣です。一つの石に注目すると、周りに6個の石が接することになりますので、そのように呼ばれているとのことです。

滝は「裏見ヶ滝」、滝の裏に周り込めます。

そして、ビロウをバックに、波が岩礁に打ち寄せるのは南原千畳敷あたりではないかと思います。

この滝と打ち寄せる波はスローモーションのデモビデオの素材にもなっています。

使用したレンズは


Eマウント

  • Vario-Tessa FE 16-35 mm F4 ZA OSS
  • Distagon FE 35 mm F1.4 ZA
  • Sonnar FE 55 mm F1.8 ZA
  • Vario-Tessar FE 24-70 mm F4 ZA OSS
  • FE 70-200 F4 G OSS

Aマウント
  •  70-400 mm F4-5.6 SSM II

でした。風景の超望遠のレンジは、まだAマウントレンズが必要になるということなのかも知れません。

青空を背景にした真っ赤なハイビスカスのショットと、木漏れ日の中の裏見ヶ滝の全景ショットがS-Log3収録されています。このような明暗差の激しいショットにS-Logが活躍するのでしょう。グレーディングして艶のある美しいビデオに仕上がっています。
α7RIIのフルフレーム撮影と比較すると、はるかにα7SIIのフルフレームのほうが安定しており、α7RIISuper 35 mmクロップとは同程度だがα7SIIのフルフレームのほうにほんの少し余裕が感じられます。


先の京都の能舞台のプロモーションビデオは、どちらかと言うと高感度撮影をアピールするものでしたが、こちらのビデオは、日中の撮影にも優れていることを示すことが目的なのでしょう。

2015年9月18日金曜日

Sony α7RII 姫路城4K空撮

平成の大修理を終えた姫路城をSony α7RIIで空撮した4Kビデオが、Sony Camera Channelに公開されています(公開日は914日)。

姫路城 Himeji Castle filmed with α7R II on DJI Spreading Wings S1000 - 4K Super 35 Format | α | Sony

Super35 mmクロップでの撮影です。
冒頭の城内の地上ビデオはギンバル(ジンバル;DJI RONIN-M)を使った撮影で、空撮はドローンDJI Spreading Wings S1000を用いた撮影です。
とても安定した空撮になっています。

世界遺産、国宝の撮影許可を得るのに大変なご苦労をされたことと思います。入場者のいない早朝の撮影と思われます

大気もとても安定していたようで、陽炎のような乱れは感じられません。別の人が地上から撮影した同じ姫路城の4Kビデオと比較すると、陽炎のような大気の乱れが4Kビデオでは大敵であることがわかります。

白漆喰総塗籠造(しろしっくいそうぬりごめづくり)のしっくいのザラザラ感が感じられる、一見に値するプロモーションビデオです。


2015年9月12日土曜日

Sony α7SIIのプロモーションビデオのロケ地

Sony α7SIIが発表され、プロモーションビデオが公開されました。

7S II - High quality 4K movie "Takigi-noh" in Full frame | α | Sony

α7S II - 4K low-light ISO comparison movie | α | Sony

α7S II - S-Gamut3.Cine/S-Log3 and S-Gamut3/S-Log3 movie | α | Sony

α7S II - 5-axis optical image stabilization | α | Sony

α7S II - Fast Intelligent AF for movie | α | Sony


これらのロケ地はいずれも京都府です。

最初の薪能を中心としたビデオでは、
能舞台は、
関西セミナーハウス<修学院きらら山荘>
能舞台「豊響殿」
(京都市左京区一乗寺竹ノ内町)

演じているのは、観世流シテ方能楽師 林宗一郎さんです。

冒頭に2カット、川の風景が出てきますが、これは京都市西部を流れ、嵐山に至る保津峡、橋梁は保津川橋梁、列車はトロッコ列車です。保津川下りの観光船がこの川を下り、嵐山の渡月橋が終点となります。


能舞台「豊響殿」の背景は東山から比叡につながる連山で、能舞台は京都の現在の市街地のほぼ北西の端、修学院離宮の南に西に向いています。

この能舞台は、資料によりますと、1898年に豊臣秀吉の三百年祭の際に、東山区の豊国神社に建造されたものが後にこの地に移築されたものであるとのことです。豊国神社での建築の際は急ごしらえであったため、杉の構造材の一部が丸太のまま使われれてるとのことで、実際に冒頭の舞台の鏡板(松が描かれている背景)の上の梁などは丸いように見えます。

ちなみにこのビデオの冒頭や、3番目のS-Log 3の解説に使われている畳敷きの和室が見えているのは、この能舞台に隣接する「鏡の間」(楽屋)と、左側の廊下状のものが揚幕から本舞台までの「橋掛り」のようです。

京都のロケ地はもう一つありまして、それが、3番目のS-Log 3の解説ビデオと4番目の5-axis optical image stabilizationに使われている、水路を進む十石舟です。

これは、京都市伏見区の月桂冠大倉記念館の後ろの堀で、正式名称は「宇治川派流」といい、江戸時代は大阪からの水運の京の都の玄関にするため、宇治川から水路を掘ったものです。
ちなみに、二三年前の連続テレビ小説「カーネーション」は岸和田の物語でしたが、この堀端をロケ地に使っていました。


さて、使用したレンズは
Eマウント
  • Distagon FE 35 mm F1.4 ZA
  • Sonnar FE 55 mm F1.8 ZA
  • FE 90 mm F2.8 Macro G OSS
  • Vario-Tessar FE 16-35 mm F4 ZA OSS
  • FE 28 mm F2
  • FE 70-200 F4 G OSS
Aマウント
  •  Vario-Sonnar 24-70 mm F2.8 ZA SSM II

中でも、Distagon FE 35 mm F1.4 ZASonnar FE 55 mm F1.8 ZAFE 90 mm F2.8 Macro G OSSの描写力は魅力的で、特にFE 90 mm F2.8 Macro G OSSは、フォーカス面のシャープさとその前後のボケの自然な推移、色調のセクシーさが際立っています。


一見すると5軸防振が加わったこと以外に大きな変化はないように見えますが、S-Log3の採用とそれに伴う簡易グレーディングの採用は大きな進歩に思えます。


SonyノイズキャンセリングヘッドホンWH-1000XM4のトンネルボコッ大幅改善

 SonyノイズキャンセリングヘッドホンWH-1000XM4では、新幹線でのトンネル出入りの際のボコッが、WH-1000XM3と比較して大幅に減少しているようです。 山陽新幹線・九州新幹線ではトンネルが多いため、高速でトンネルに入ったり出たりすると、車内の気圧が急激に変動するため...