Sony α7SIIが発表され、プロモーションビデオが公開されました。
7S II - High quality 4K movie
"Takigi-noh" in Full frame | α | Sony
α7S II - 4K low-light ISO comparison movie
| α | Sony
α7S II - S-Gamut3.Cine/S-Log3 and
S-Gamut3/S-Log3 movie | α | Sony
α7S II - 5-axis optical image stabilization
| α | Sony
α7S II - Fast Intelligent AF for movie | α
| Sony
これらのロケ地はいずれも京都府です。
最初の薪能を中心としたビデオでは、
能舞台は、
関西セミナーハウス<修学院きらら山荘>
能舞台「豊響殿」
能舞台「豊響殿」
(京都市左京区一乗寺竹ノ内町)
演じているのは、観世流シテ方能楽師 林宗一郎さんです。
冒頭に2カット、川の風景が出てきますが、これは京都市西部を流れ、嵐山に至る保津峡、橋梁は保津川橋梁、列車はトロッコ列車です。保津川下りの観光船がこの川を下り、嵐山の渡月橋が終点となります。
能舞台「豊響殿」の背景は東山から比叡につながる連山で、能舞台は京都の現在の市街地のほぼ北西の端、修学院離宮の南に西に向いています。
この能舞台は、資料によりますと、1898年に豊臣秀吉の三百年祭の際に、東山区の豊国神社に建造されたものが後にこの地に移築されたものであるとのことです。豊国神社での建築の際は急ごしらえであったため、杉の構造材の一部が丸太のまま使われれてるとのことで、実際に冒頭の舞台の鏡板(松が描かれている背景)の上の梁などは丸いように見えます。
ちなみにこのビデオの冒頭や、3番目のS-Log 3の解説に使われている畳敷きの和室が見えているのは、この能舞台に隣接する「鏡の間」(楽屋)と、左側の廊下状のものが揚幕から本舞台までの「橋掛り」のようです。
京都のロケ地はもう一つありまして、それが、3番目のS-Log 3の解説ビデオと4番目の5-axis optical image stabilizationに使われている、水路を進む十石舟です。
これは、京都市伏見区の月桂冠大倉記念館の後ろの堀で、正式名称は「宇治川派流」といい、江戸時代は大阪からの水運の京の都の玄関にするため、宇治川から水路を掘ったものです。
ちなみに、二三年前の連続テレビ小説「カーネーション」は岸和田の物語でしたが、この堀端をロケ地に使っていました。
さて、使用したレンズは
Eマウント
- Distagon FE 35 mm F1.4 ZA
- Sonnar FE 55 mm F1.8 ZA
- FE 90 mm F2.8 Macro G OSS
- Vario-Tessar FE 16-35 mm F4 ZA OSS
- FE 28 mm F2
- FE 70-200 F4 G OSS
Aマウント
- Vario-Sonnar 24-70 mm F2.8 ZA SSM II
中でも、Distagon FE 35 mm F1.4 ZA、Sonnar FE 55 mm F1.8
ZA、FE 90 mm F2.8 Macro G OSSの描写力は魅力的で、特にFE 90 mm F2.8 Macro G OSSは、フォーカス面のシャープさとその前後のボケの自然な推移、色調のセクシーさが際立っています。
一見すると5軸防振が加わったこと以外に大きな変化はないように見えますが、S-Log3の採用とそれに伴う簡易グレーディングの採用は大きな進歩に思えます。
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