ソニーのシネ用途を考慮したAPS-Cズームレンズについて以前ポストしました。
E PZ 18-110mm F4 G OSS (SELP18110G)公式発表【追加情報】
Sony 18-110mm f/4.0 G PZ APS-C【最短焦点距離】
この中で、35 mm PLマウントの本格的なレンズで、よく似た焦点距離を持つフジノンXK6×20 20-120 mmを比較対象のレンズとして、このソニーの新レンズのことを検討しました。
ここでは、その比較を表にしてまとめておきます。
18-110mm f/4.0 G PZ
フジノンXK6×20 20-120 mm
ソニー
18-110mm f/4.0 G PZ
|
フジノン
XK6×20 20-120 mm
|
|
MOUNT
|
Sony E-mount
|
35mm PL mount
|
FORMAT
|
APS-C
|
24.84 mm×13.97 mm
|
FOCAL LENGTH (MM)
|
18–110
6.1×
|
20-120
6×
|
35 MM EQUIVALENT FOCAL
LENGTH
|
27–165 mm
(APS-C)
|
|
ANGLE OF VIEW
|
76 °–14 ° 30'
(APS-C)
|
20 mm 63°41'×38°50'
120 mm 11°49'×6°40'
|
MAXIMUM APERTURE
|
F 4
|
T 3.5
|
MINIMUM APERTURE
|
F 22
|
T 22
|
APERTURE BLADES
|
7(円形絞りに近い)
|
9(円形絞りに近い)
|
MINIMUM FOCUS DISTANCE
|
1.31 (W)–3.12 (T) ft (AF/MF); 3.12 ft (Full MF) (0.4
(W)–0.95 (T) m (AF/MF); 0.95 m (Full MF)
|
1.1m/3.6 ft
Macro mode: 40 mm(レンズ先端から)
|
MAXIMUM MAGNIFICATION
RATIO
|
0.122×
|
20 mm 1109 mm×624
mm
120 mm 182
mm×102 mm
|
FILTER DIAMETER (mm)
|
95
|
|
IMAGE STABILIZATION
(STEADYSHOT)
|
Yes
|
No
|
ZOOM SYSTEM
|
Both manual and powered
|
Manual/Drive system
|
TELECONVERTER
|
SEL14TC;SEL20TC
|
|
DIMENSIONS (DIAMETER X
LENGTH)
|
φ110
mm×167.5 mm
|
φ114 mm×239 mm
|
WEIGHT
|
1,105 g (Without tripod mount)
|
Ca. 2.4 kg(駆動部なし)
|
Price
|
3,499.99ドル
|
198万円(System 5)
|
本格的なシネレンズを目指し、同等機能のレンズと比肩しうるスペックを持ちながら、
価格は大幅に安いことがよくわかります。
フジノンのレンズは、本格的なシネレンズであって、この表には出ていないスペック(例えば、ピントリングやズームリング回転角の統一;異なるレンズ間の色味の統一など)も追求されていますので、この価格差はある意味で妥当なものなのでしょう。
また、フジノンの場合は開放アパーチャーはT 3.5ですから、F値としては2.8くらいのものと思われ、この点も価格差に大きく影響しているのでしょう。
フジノンのレンズは、本格的なシネレンズであって、この表には出ていないスペック(例えば、ピントリングやズームリング回転角の統一;異なるレンズ間の色味の統一など)も追求されていますので、この価格差はある意味で妥当なものなのでしょう。
また、フジノンの場合は開放アパーチャーはT 3.5ですから、F値としては2.8くらいのものと思われ、この点も価格差に大きく影響しているのでしょう。
ところで、α6500のデモビデオ
Sony | α | α6500 -Ultra resolution 4K movie
in Super 35mm
の中で、E PZ 18-110mm
F4 G OSS (SELP18110G)が使われているショットがいくつかあり、興味深いことに、FE
24-70 mm GMでの同じ場所でのショットが続いています。
画面の引き締まり感の違いがひと目でわかるほど際立っています。コントラスト、解像感共に極めて特徴的で、画面の歪みについても目立ちません。
ただ、逆に言えば、EF 90mmマクロの場合と同様に、画面をちょっと眺めただけで、E PZ 18-110mm F4 G OSSを使っているのがわかるほど特徴が際立っていると、他のレンズとのトーンのバランスに工夫が必要になることになるのかも知れません。
α6500のデモビデオでもう一つ特徴的なことは、シャッター速度1/60を多く使っていることです。
α6300やα99IIのSuper 35 mmショットでは、1/50がほとんどで1/60を使うことはありませんでした。
これは、24P撮影を基本にしていたからだと思います。α6300では4Kでは24Pの場合だけ、Super 35 mmに合致するサイズで撮影しますが、30Pでは撮影範囲がこれよりも狭くなります。
α6500のデモビデオ撮影で、シャッター速度1/60を多用していたことは、30P撮影も使われたことを示すものと思います。α6500の30PがSuper 35 mmに合致するサイズ、つまり24Pとサイズが同じになっている可能性があるのではないかと【以下、訂正】勝手に想像しましたが、紹介ページの脚注をチェックしましたら、撮影サイズは、α6500ではα6300と同じで、24Pと30Pで違っていました(そのサイズの違いも全く同じでした)
0 件のコメント:
コメントを投稿