2016年10月7日金曜日

α6500発表 【追加、改訂】

α60006300シリーズの上位機種α6500が発表されました。

直前に
Sony α99IIから推測するEマウントシステムの次期製品

をアップして、次期Eマウントシステムの新規機能について予測しましたが、
その時はα7シリーズのことを念頭におき、サイズや消費電力、発熱の関係からAPS-Cマウント機種には採用されないのではないかと考えていました。

ところが、α6500におしげなく予想した新機能のほとんどが採用されていました。おまけに、5軸手ぶれ補正まで搭載しています。

先日予測した機能
1.       フロントエンドLSIの採用
2.       HD撮影での、録画フレームレートと再生フレームレートの独立した設
3.       フリッカーレス撮影
4.       メニューシステムの部分的な改善

のうち、まだ確認できていない3.フリッカーレス撮影以外は実現されていました。
加えて、リモート制御、4K相当サイズの24fps静止画撮影など様々な新機能が追加されています。

ビデオ撮影では、Super 35 mm相当のAPS-Cセンサーで十分ですので、今回のように、α6300から1年も経たずに新機種が発表される状況では、高額なフルサイズ機種を購入するよりも、APS-Cセンサー機種を更新し続けるほうがハッピーなのかも知れません。

4Kムービーの詳細についてはまだよくわかりません。Super 35 mm相当の撮影が24Pだけなのか30Pでも可能になったのか、ローリングシャッター(ジェリー現象)がどの程度改善されているのか、詳細な情報が得られるのが楽しみです。

ひとつだけ気になることがあります。
S-Log3/S-Log3 gamutの解説に使われている写真(液晶スクリーンへのはめ込み写真)は、α6300のデモ・ビデオに使われた沖縄の門というか石造りの通路と全く同じ場所です。

Sony | α | α6300 -Ultimate resolution 4K movie in Super 35mm
031

α6300 -5x Slow Motion in Full HD | α | Sony
020

このように撮影場所が同じであることについては、以下の3つの説明が可能です。
1.       α6300のムービーを転用した
2.       たまたま同じ場所で異なる機会(撮影日)に撮影した。
3.       同じ場所で、ほぼおなじ機会にα6300とα6500の開発機種を使って撮影した。
4. その他【以下の追記参照】

α6300のムービー素材を転用した可能性はありますが、アカウンタビリティを重視する環境では、そのような些細なことも躊躇されることでしょう。
同じ場所でほぼ同じ時間に撮影されたと推測できる根拠として、天候や雲の形があります。
特に、Sony | α | α6300 -Ultimate resolution 4K movie in Super 35mm
のほうの日射方向、雲の形から、α6500S-Log3/S-Log3 gamutの解説に使われている写真(http://www.sony.com/electronics/interchangeable-lens-cameras/ilce-6500)は、同じ機会にほぼ時間を違えずして撮影したことを強く示唆しています。

α6300の素材の使い回しでないのであれば、このことが指し示す結論は一つ、
α6300とα6500は開発が並行して行われていて、沖縄でのα6300のデモ撮影時点で、α6500でも撮影可能な状態になっていたということになります。


ただし、
このα6500S-Log3/S-Log3 gamutの解説に使われている写真には、機材の背景も撮影されており、【以下、改訂】ここのデザインをチェックしたところ、α6500の背面であることがわかりました。

【追記】
α6300とα6500の公式紹介ページやデモビデオを詳細に検討しますと、前述のように、α6300の紹介ページやデモビデオの撮影の際に使われたものが、α6500の紹介ページに使われているのは事実であり、特に11 fps撮影イメージ拡大中にオートフォーカスが可能であることを示す写真は、全く同じです。
そこから得られるもっとも妥当な推論は、α6300とα6500は同じ6000シリーズと認識しており(これは当然のことです)、それらの機能の中で、「前機種と大幅な変更がなかったものについては、前の機種の説明に用いた素材をそのまま使っている
とするものです。つまり、
解説の写真が前機種と同じであれば、すでに前機種で実現されている機能であり、
前機種と全く異なる解説の写真あるいは新しい写真であれば、新機種で新たに追加された機能
と判断できることになります。

紹介ページのイメージに前機種撮影時のものが転用されていることについては、この説明で理解できます。



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