2017年2月9日木曜日

Sonyの2本のSTFレンズ

SonyEマウントのSTFレンズが発表になりました。
ここで従来のAマウントのSTFレンズとの比較を表にまとめておきます。


135mm F2.8 [T4.5] STF
FE 100mm F2.8 STF GM OSS
マウント
Sony Aマウント
(マウントアダプターでEマウントカメラに装着可能)
Sony Eマウント
焦点距離
135 mm
100 mm
開放絞り値F
2.8
2.8
T
4.5
5.6
STFの有効なT値範囲
T4.5 – 6.7
T5.6 – 8
STF領域以外の絞り値操作
カメラ本体での設定(A位置)
STF領域から連続の絞り(T値)目盛り(デクリック可能)/
A位置でのカメラ本体での設定
最小絞り
F31[T32]
F20 [T22]
絞り羽根
自動絞り9
手動絞り10
(円形絞りと書いてある)
11
(円形絞りと書いてある)
レンズ構成

68枚(APDエレメント12枚含む)
1013(APDエレメント含めず)
特殊レンズ
特にない
非球面レンズ;EDレンズ
1
コーティング
格別な記載なし
Nano ARコーティング
最短撮影距離
0.87m
0.57 m
マクロ切り替えリング
最大撮影倍率
0.25
0.25
OSS
なし
光学式手ブレ補正
オートフォーカス
MFのみ
(距離目盛りつきフォーカスリング;無限遠ストップ)
AF/MF(ダイレクトドライブSSMDDSSM)コントラストAT;像面位相差AF
MFリングはあるが、距離目盛りはない)
フィルター径
72 mm
72 mm
本体サイズ
80×90 mm
85.2×118.1 mm
重さ
730 g
700 g
Sonyストア価格(税抜き)
140,000
(希望小売価格175,000円)
未定
(希望小売価格188,800円)
注:カメラに記録されるのはF値ではなくT値のほう。

APDエレメントについては、
135 mmレンズのほうは12枚の貼り合わせになっているのに対し、100 mmレンズのほうは1つのブロックとして描かれており、光量を抑える仕組みにも少し違いがあるように思います。


2017年2月8日水曜日

EマウントのSTFレンズ 発表


EマウントのSTFレンズがG Master FEレンズとして登場しました。
FE 100mm F2.8 STF GM OSS


開放のT値は5.6のようで、Aマウント 135 mm STFレンズではT=4.5でしたので少し暗いものとなっています。

その代わり、AFが可能でOSS内臓で
最短焦点距離0.57 m0.25倍のマクロに近いクローズアップが可能のようです。
ただし、0.57—1mと0.85-∞の切り替えになっているようで、実運用上の懸念が少し残ります。

ちなみに、135mm F2.8 [T4.5] STFでも最大倍率0.25倍(0.87 m)を、切り替えなしで実現しましたし、距離目盛りのついたフォーカスリングでした。

アポダイゼーションテクノロジーだけでなく、Nano ARコーティングも採用されております。
EDレンズが1枚と、センサー側端に非球面レンズが1枚使われています。
非球面レンズだと、玉ねぎ状リングボケが気になりますが、作例を見ますと、あまり心配しなくても良いようです。

価格もそれほど高くないようですので、興味あるレンズです。

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 SonyノイズキャンセリングヘッドホンWH-1000XM4では、新幹線でのトンネル出入りの際のボコッが、WH-1000XM3と比較して大幅に減少しているようです。 山陽新幹線・九州新幹線ではトンネルが多いため、高速でトンネルに入ったり出たりすると、車内の気圧が急激に変動するため...