Nikon D850が正式発表になりました。機能、静止画、動画ともに魅力的なスペックとなっているようです。
動画(特に4K動画)についてスペックをまとめてみました。
3840×2160(4K UHD):30p (29.97fps)/25p (25fps)/24p (23.976fps)
でFXベース(フルフレーム)およびDXベース(スーパー35mm相当)が可能。
フレームのサイズは、FXベース、DXベースとも、ほぼそれぞれのサイズいっぱいになっているようです。
45.7MPセンサーからの4K UHDですので、フレーム全体をサンプリングし縮小しているのか(ダウンサンプリング)、間引いているのか(ピクセルビニング)が気になりますが、Nikonの公式発表には見当たりません。dpreviewではピクセルビニングと暫定的に推定しています。
画質にどのような影響が出てくるのか気になるところです。
FXベースでのフルフレームとなると、ダウンサンプリングを行うには、莫大な画素の読み込みを行わなければならず、現在の技術水準では全画素サンプリングは不可能なのではないかと思います。
全画素サンプリングを行うには
FXベースで8256×4640ピクセル(3830万画素)
DXベースで5408×3040ピクセル(1644万画素)
を最大30p (29.97fps)で取り込んで処理しなければならないわけでなかなか大変です。
その一方で、動画撮影中の静止画撮影が可能で、その際に切り出すことのできる静止画のサイズ(サイズL)が、上記のピクセルとなっています。
ということは、一時的であっても、30p (29.97fps)のフレームインターバルの間に、全画素サンプリング(最大8256×4640ピクセル)を行うことは可能であることを示しているようにも思います。
FXベースではピクセルビニングだが、DXベース(スーパー35mm相当)では全画素サンプリングのオーバーサンプリングであるという(Sony α7RIIのような)規格であれば、とても魅力的なスペックになると思います。
動画撮影時には、電子手ぶれ補正が効くとの解説がありますが、これはHD撮影時に有効で、4K動画には関係ありません。また当然のことながら、その際のHD動画のフレームサイズは、少し狭くなります。
Logγモードはないが、“フラット”モードがあって、それがグレーディングに使えるのではないかとdpreviewでは考えています。
ビットレートは約144 MbpsのMOVもしくはmp4規格のようです。
HDMI端子からは、4:2:2、8bit、4K UHD非圧縮出力が出せます。
0 件のコメント:
コメントを投稿