感染者の絶対数では、人口の多い都道府県の方が多い傾向になるのは自然なことなので、各都道府県別の人口10万人あたりの感染者数(一種の感染密度)を作成してみました。
感染者数は8月27日の23時59分までに発表されたデータ、都道府県の人口は平成29年のデータをもとにしています。
図中の地域区分の色に合わせて表示しています。具体的な都道府県名は意図して省略しています。全国の平均値は、総人口に対する8月27日時点での総感染者数の10万人あたりの値です。
人口統計データが少し古いのであくまでも目安として取り扱ってください。なお、最新の人口動態情報によると、沖縄県を除いて、人口は年々減少していますので、上記のグラフは、沖縄県は過大推定、その他の都道府県は過小推定していることになります。
感染密度には、最高の都道府県と最低の都道府県の間でおよそ100倍の開きがあることがわかります。
東北地方と中国、四国地方が総じて感染密度が低いのですが、クラスターが発生しますと、順位が大きく変動します。クラスターが発生するかどうかは、潜在的リスクだけでなく偶然の要素もあることに留意しておく必要があります。
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