端午の節句を迎えた5月の3,4,5日の3日間、奈良町近くのお菓子処 おくたでは粽(ちまき)を作っておられます。少しですが、予約なしに買い求めることもできます。
奈良市 おくた の粽(ちまき) |
他の地方のことはよくわかりませんが、関西で粽といえば、外郎(ういろう)粽のことで、おくたでは、以前には甘くない粽も作っておられたと記憶していますが、最近では、甘いういろう仕立ての円錐形の餅を笹の葉にくるみ、全体を蒸すことで、笹の葉の香りや殺菌成分をういろうになじませてあります。
昨年、奈良の別の和菓子店で買った粽の中には、最後の蒸しの工程が施されていないものがありました。ういろうに笹の葉が密着しておらず、餅とり粉がそのまま残っていましたから、蒸していないと判断しました。
おくたの粽は他のお店と比較して少し高めですが、ボリュームが十分にあり、ういろうの甘さと笹の葉の香りの調和もとれており、とても素晴らしいものです。
奈良市 おくた の粽(ちまき) |
販売される数が極めて限られていますので、ご注意ください。
4月末から、柏餅も店頭に並んでいます。中は、こし餡だけですので、柏の葉は裏が外側になるように包んであります。もちの部分のふっくら感がとてもふくよかに感じます。
奈良市 おくた の柏餅 |
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