春日大社で先日あたりからヒメハルゼミが鳴き始めました。一頭のヒメハルゼミ(音頭取り)が鳴き始めても、まだ容易には他のセミが追随しないようですが、今度合唱の規模が大きくなることでしょう。
他に、ニイニイゼミとヒグラシが春日大社付近では鳴いています。
春日大社や春日山自然林は、原始林とは言っても、杉林がかなり入り込んでいます。ニイニイゼミは、日本の照葉樹林の極相となったような森で生活しますので、春日大社にあっても、そのような照葉樹林と杉林の境目付近にいてヒメハルゼミの合唱を待っていますと、照葉樹林の方向だけから鳴き声が聞こえてきます。
また、現時点では、1回合唱セッションが終わると、昼間で10分くらい、夕方で5分位全く鳴かない空白期間が生じます。ですから、シイやカシの大木のあたりで、夕方に5分以上待っておれば、大合唱に巡りあうことができます。
何らかの大きな音をきっかけに鳴き始めるとも言われていますが、昨日カラスの鳴き声がきっかけと思われるセッションがありました。
日本各地の鎮守の森にヒメハルゼミが残っているとのこと。ずっと続くといいですね。
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