2018年1月28日日曜日
2018年 若草山 山焼き 動画公開
昨日の若草山の花火大会と山焼きは、好天に恵まれ、
4K 24Pで動画撮影できました。
音声はPCM-D100で別撮りしました。
2台のカメラで、1台にはAマウントレンズ 135 mm STF
もう一台には、PC-Nikkor 85mmを使って撮影し、
Davinci Resolve 14で映像と音声の編集を行いました。
山焼きは、前日までの天候がよく、炎が短時間で移動しましたので、
10倍速で、その全容を紹介しています。
2018年 若草山 花火 山焼き [4K]
https://youtu.be/-R5mUe9pc8A
2018年1月27日土曜日
若草山 山焼き 2018年1月27日 【速報】
本日、2018年1月27日の夕方に若草山の山焼きが開催されます。天候は問題ないと思います。
18時15分から花火大会
18時30分から、若草山の枯れ草に火が放たれます。
花火大会とタイミングを合わせるかのように、国際宇宙ステーション(ISS)が若草山上空を通過します。
18時17分39秒に西南西の方向から出現し、西、西北西と高度を高めていき、北東(18時20分過ぎ)に北東で最大仰角35°になり、18時23分13秒に北北東の方向13°の仰角で消失(地球の影に入る)の予定です。
最大高度はマイナス1.5等の予定ですので、肉眼で確認できると思います。
花火大会が始まってから約7分後に北の方向を見れば、ISSが見えるかも知れません。
昨年の若草山山焼きの直前にも、東の方向をISSが通過しました。その際のビデオは
に掲載してあります。
4Kビデオから静止画を切り出したものを取り急ぎ、掲載します。
2018年奈良若草山 山焼き 花火大会 |
2018年奈良若草山 山焼き |
2018年1月25日木曜日
フォン・ファーニナル ばらの騎士
私がリヒャルト・シュトラウスのオペラ「ばらの騎士」の公演を初めて見たのは、1974年のバイエルン国立歌劇場の来日公演でした。
その時指揮したカルロス・クライバーは、オーケストラピットの指揮台から挨拶し、その拍手が鳴りやまないうちに音楽が始まります。
幕があくと、いつもは無機的な感じしかなかった大阪フェスティバルホールに、贅を尽くしたウィーンの貴族の部屋が現れます。やっと手に入れた二階席の後ろからは、ベッドの端しか見えず、元帥夫人(ギネス・ジョーンズ)とオクタヴィアン(ブリギッテ・ファスベンダー)の濃密な様子は全く見えませんでした。
この公演以来、ばらの騎士については、様々な公演を映像で見たり、楽譜の読み込みをしたりなどしてきましたが、未だ難攻不落の存在です。最近は、モーツァルトオペラに熱中していましたので、ついつい意識から離れていました。
ところが、最近の世の中の動きをながめているうちに、突然、フォン・ファーニナルが、以下の旋律とともに浮かび上がってきました。
いずれも、第一幕、元帥夫人の部屋にオックス男爵が押しかけてきて、商人上がりの新興貴族ファーニナル家の令嬢ゾフィーとの結婚を報告し、ついては古式にしたがって「ばらの騎士」を使者に立てたいので適任者の紹介を依頼します。
この際のオックス男爵のアリアに、この2箇所の譜例があります。113、117の番号は練習番号を示しています。
他の多数の美しい旋律を記憶していますが、ファーニナル家の当主に関しては、この旋律しか記憶にありません。
フォン・ファーニナルは新興貴族で歴史ある貴族の系譜をさらに獲得したい。一方で、オックス男爵のほうは貴族としての系譜はあるが、経済的には困窮している。その2者の思惑が一致したところに令嬢ゾフィーとオックス男爵の婚姻があります。
フォン・ファーニナルは、第2幕と第3幕に出演しますが、彼の性格が詳しく描かれているのは第2幕です。
ばらの騎士を迎える際の落ち着きのない行動、決闘事件勃発後のヒステリックに騒ぎ立てるだけで問題解決能力を全く持たない行動として描かれます。
オペラ、特にブッファでは、このように主要キャストではないが、脇役として印象深い動きをする役がいくつかあります。特殊な声質の歌手が起用されることが多いです。
せっかくフォン・ファーニナルの記憶が蘇ったことから、オペラ・ブッファの一つの投影としての「ばらの騎士」を久しぶりに聴き直そうと思います。
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