京都府立植物園で栽培されているサクラの中で、京都に関係が深いものをまとめてみました。
南殿(ナンデン)
南殿(ナンデン) 京都府立植物園 2015年4月 |
南殿とは、京都御所の紫宸殿のことです。「左近の桜、右近の橘」の桜がこれにあたります。
ほんのりピンクの八重の花が咲き誇る姿は、京都の一面をよく表しています。
鞍馬関山(クラマカンザン)
鞍馬関山(クラマカンザン) 京都府立植物園 2015年4月 |
まだ蕾の状態です。関山(カンザン;セキヤマ)によく似ているようで、異なる点が、品種の違いを反映しているのか、それとも栽培環境の違いを反映しているのか、調べられているようです。
御衣黄(ギョイコウ)
御衣黄(ギョイコウ) 京都府立植物園 2015年4月 |
御衣黄(ギョイコウ) 京都府立植物園 2015年4月 |
この品種自体が京都と深く関係しているのではありませんが、京都の遅咲きの桜として京都でも人気の高い品種です。
加えて、京都大学の裏手にある、緑寿庵清水では、緑衣黄(りょいこう)と銘打って、この花の香りのする金平糖を3月の季節商品として毎年販売しています。
とてもふくよかな香りです。また緑寿庵清水の季節商品の中では、それほど高額ではないのもうれしいことです。
花の緑色は、葉緑体によるものです。
鬱金(ウコン)
鬱金(ウコン) 京都府立植物園 2015年4月 |
御衣黄と並んで、緑の桜として知られていますが、こちらは、どちらかと言えば、黄色の花です。
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