Sonyのα6300とα6000の静止画を比較してみました。
α6300にはFE 90mm F2.8 Macro G OSS
α6000にはAマウントの135mm STFレンズを装着して撮影しました。
いずれもRAW+JPEG Fineで撮影したもののJPEG Fineの静止画をトリミング以外は何も加工せずに表示してあります。
機材の設定は、ピクチャーコントロールが風景、カラーバランスは太陽光、オートISO設定は、α6000は100〜1600、α6300は100〜3200に設定しています。α6300の高感度ノイズが3200まではあまり目立たないので、設定範囲を1段拡げました。
90 mmMacroは絞り11、STFレンズは、開放(F2.8;T4.5)の絞り優先撮影です。
まずは、野生シクラメンCyclamen persium
α6300
野生シクラメンCyclamen persium α6300 90mm Macro 2016年3月12日 京都府立植物園 |
α6000
野生シクラメンCyclamen persium α6000 135mm STF 2016年3月12日 京都府立植物園 |
つぎに、クリスマスローズの近縁種のHelleborus odorus
α6300
Helleborus odorus α6300 90mm Macro 2016年3月12日 京都府立植物園 |
α6000
Helleborus odorus α6000 135mm STF2016年3月12日 京都府立植物園 |
緑色の花びらのように見えているのは、実際には花びらではなく蕚片で、その内側に小さく見えているものが一般の花の花びらに相当する部分で、蜜腺になっています。
ジャノメエリカErica canaliculata
α6300
ジャノメエリカErica canaliculata α6300 90mm Macro 2016年3月12日 京都府立植物園 |
α6000
ジャノメエリカErica canaliculata α6000 135mm STF 2016年3月12日 京都府立植物園 |
静止画に関しては、ノイズの出方が、確実に1段以上向上しているように感じます。ISOオートのデフォルトの設定は、α6000もα6300も100〜6400ですが、α6000では高ISOで明らかにノイズの目立つ設定でした。ところが、α6300ではデフォルト設定でもノイズのことがあまり気にならないように思います。銅配線の恩恵もあるのでしょう。当面はα6300のオートISO設定は3200までにしようと思っています。
JPEGが少し鮮やかになったように感じましたが、並べて見ますと、それほどの違いはないようです。
マニュアルフォーカスでの総合的な精度がどうなったか、植物写真でもオートフォーカスの高速化、カバレッジの拡大に有用な点があるのかについては、もう少し習熟してから判断するのが適切と思います。
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