日本の富士箱根地域の固有種であるサンショウバラ(別名ハコネバラ)によく似た中国産の中国サンショウバラ。
蕾も実の部分も棘で覆われています。
これだけ鉄壁の構えを見せていながら、サンショウバラの場合には、実に虫食いが多いとのことですので、棘の目的は一体何なのでしょう?
中国サンショウバラ 2015年6月10日、京都府立植物園 |
レンズは135 mm F2.8 [T4.5] STFをt5.6に絞っています。フォーカス前後のボケの自然さはSTFレンズの最大の魅力です。α6000で撮影していますが、画面拡大機能を使ってフォーカスをかなり正確に合わせられます。問題は、屋外なので被写体が風で動くことです。
そろそろ夏の花が目立つ季節になってきました。ヒマワリのサンリッチミックスという品種の花の中を観察してみました。
ひまわり サンリッチミックス 2015年6月10日 京都府立植物園 |
周囲の花びらのついた部分(舌状花)に囲まれて中心部には筒状花が列をなしています。よく観察してみると、縁の部分、中間部分、中心部分に分かれていることがわかります。縁の部分は花としての完成形で花粉がすでにできているのでしょう。ハチがその部分にとどまっています。中間部分は、もう少しで完成するもの、そして中心部は幼若なこれから形成が進んでいく部分です。密な構造をとりながら、内側から外側へ筒状花がしだいに成熟していく様子がよくわかります。
こちらはPC Nikkor 85 mm での撮影。135 mm F2.8 [T4.5] STFの残念な点は、寄れないことです。その点、PC Nikkor 85 mm もともとマイクロニッコールのレンズですので、かなり寄ることができます。加えて、フォーカス面前後のボケが自然です。また、シフトやアオリを可能にするため、レンズのイメージサークルが大きいため、周辺減光が少ないという利点もあります。α6000の画面拡大を使えば、問題なくフォーカスを合わせることができます。屋外で被写体が動くため、何度かトライしないといけませんが。室内での三脚を用いた静物撮影なら、正確にピント合わせでき、アオリも問題なく使えます。
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