6月14日の夜に放送された
NHK BS-プレミアム
コズミックフロント・ネクスト「謎のオーロラ大乱舞」
で6台のカメラを使ったオーロラの全天長時間撮影が行われました。
カメラを互いに直角に配し、それを同期させて
タイムラプス撮影したものから、全天のタイムラプスムービーを
合成し、20Kの動画を作り出すというものでした。
このカメラで、22時間ほどの連続撮影ができました。この最大時間はカメラの制限ではなく、天候が悪化したことによる限界でした。
それにSony αSIIが使われていたように思いました。
防寒材などで隠れている部分が多いため、機種の正確な特定はできませんしたが:
- Sony αシリーズであることは、マークや形状から明らかです。
- ムービー録画ボタンが、右肩部に小さくあったことから、α9、α7RIII、α7IIIではないことがわかります。
- 候補として残るのは、α7RIIとα7SIIです。
- このうち、極めて微弱な赤いオーロラの光をよく捉えていたことから、α7SIIと推定します。
この装置の性能は素晴らしく、以下のものを撮影することに成功しました。
- シータオーロラ(θオーロラ):これについては、研究者が肉眼で先に見つけ、それが全天カメラにより鮮明に写っていることが確認されました。
- 赤いオーロラ:赤色の弱い色のオーロラですが、その内部構造が全天カメラでは、よく見えています
- 赤いオーロラがオーロラ帯から離れていった
- 点滅するオーロラを捉えていた
- 筋を伴わないシミのような明るい緑色のオーロラ:これまで報告例なし。
いずれも、京都大学理学研究科のお二人が後に映像を再生して確認した知見です。
この装置をもう一台作って、ある程度離れた地点で撮影すれば、位置情報がより正確に捉えられると思います。
とてもきれいな映像でした。おそらく来週水曜日深夜に再放送されると思います。
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