先日5日の皆既月食は、曇りのため全く見ることができませんでしたが、
昨年10月8日に撮影した写真を見直して、ターコイズフリンジが撮影されていることに気がつきました。
2014年10月8日の皆既月食、左上にターコイズフリンジ |
皆既月食に近いものですが、半影に相当する左上が青みがかっています。
撮影データは、
ZoomNikkor 80-200 mm F2.8 (200 mm)に2倍のエクステンダーをつけ、Sony α6000で撮影しています。ですから、35 mmフルサイズに換算して600 mm相当の画面になります。この写真は6000 ×4000の原画からさらに、1200×1200画素程度にトリミングしています。
レンズの絞りは開放(f2.8)ですが、2倍のエクステンダーのため、f5.6相当、
シャッタースピード0.5秒、ISO 1250、色温度3100Kです。
RAWファイルをPhotoshopでそのままTIFFファイルに変換し、さらに下の図の2箇所(左上のターコイズフリンジの部分の赤枠、右下の食部分の赤枠)を選択して、その部分のRGBヒストグラムをとりました(Nikon View NX-i)
2ヶ所のRGBヒストグラムを比較したもの。 |
あきらかに左上の部分のブルー成分が強くなっています。色覚上のごまかしではないことがこれで明白です。
地球の成層圏層を太陽光が通過する際に、オゾンが可視光の600 nmあたりをわずかに吸収することに関係しているとのことで、月食にまつわる現象は宇宙規模の壮大な地球の鏡であるとも言えるでしょう。
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